ニキビの赤ら顔の原因と炎症を抑える4つの対策

赤ら顔の女性の画像

「顔中にニキビがたくさんあって赤ら顔になってる」ってお悩みではありませんか?ニキビ用のスキンケアを使ったり、ピーリングなども試したり、色々やっても全然治らない。もしかしたらその方法が間違っているかもしれません。今の肌状態をしっかりと理解して、自分に合ったお手入れ方法をすることが改善への近道です。

今回はニキビによる赤ら顔の原因、今日からできるニキビの炎症を抑える対策についてご紹介します。まずは1週間、ご紹介する4つの対策を行なってみてください。

1. ニキビによる赤ら顔の原因

  1-1. なぜニキビが赤くなるのか?

ニキビはアクネ菌の影響で炎症を起こします。この炎症により赤く腫れがり皮膚が盛り上がったニキビを“赤ニキビ”といいます。ニキビは簡単に言うと、皮脂が毛穴に詰まって、炎症を起こすこと。

肌の過剰な皮脂分泌により、それが原因で毛穴を塞ぎコメドという“白ニキビ”をつくります。さらに皮脂が酸化することで、毛穴の先端が黒くなるのが“黒ニキビ”。ここで指先で潰したり、触れたり刺激を与えることで、細菌が増え炎症を起こしたのが“赤ニキビ”となります。

  1-2. 赤ニキビで赤ら顔になってしまう原因とは?

赤ニキビがたくさんできた部分は、炎症により発症部分全体の皮膚が赤くなります。炎症が治りニキビが治るまでの間に繰り返しニキビが再発すると、炎症が治まらず赤ら顔状態となります。また、ニキビが慢性的にできていると、赤く炎症を起こした状態が長期間続き、肌に赤く色素が沈着してしまうこともあります。この色素沈着がいわゆるニキビ跡です。

ニキビによる赤ら顔でお悩みの方は、一度だけニキビができて、すぐに治るような方ではなく、どちらかというと慢性的にニキビができてしまう方に多いようです。

  1-3. 赤ニキビが繰り返しできる理由

赤ニキビが治らず、繰り返しできてしまう人は、間違ったお手入れ方法が原因かもしれません。ニキビケアとして、ピーリングやスクラブなどを使用することは効果的とされていますが、効果があるのは白ニキビや黒ニキビの段階までです。炎症を起こしている状態の赤ニキビには、かえってそれが刺激となり、炎症を悪化させてしまうこともあります。

また、20歳代半ば以降にできる大人ニキビと思春期ニキビは、できる原因や場所が異なります。ニキビができる原因や場所が異なる分、ケア方法なども変わってきます。しかし、この違いに気がつかず、誤ったケア方法をすることで、ニキビを悪化させてしまう方も多いようです。

2. 炎症を起こしている赤ニキビの4つの対策

炎症を起こしてしまっている赤ニキビには、白ニキビや黒ニキビとはケア方法が異なります。赤ニキビの対策は刺激を与えず炎症抑えるということがポイントです。
まずはこの4つの対策を1週間試して肌の様子をみてください。

  2-1. 薬剤師がおすすめする市販薬を1週間使用する

 炎症を抑えてくれる抗炎症効果のある市販薬の使用が、赤ニキビには効果的です。市販薬の使用期間目安は約1週間です。薬の用法・用量を確認の上ご使用ください。また1週間使用しても改善されないようであれば使用を中止しましょう。

ドラッグストアで販売しているニキビ用の市販薬でも、抗炎症効果のあるものがあるので、薬剤師がおすすめするものを選ぶのがいいでしょう。

■薬剤師おすすめの代表的な市販薬

  • ペアアクネクリームw 14g950(税抜) / 24g1,450(税抜)
    炎症や赤みがあるニキビも治療する外用薬
    ペアアクネクリーム画像
    引用元:http://www.lion.co.jp/ja/products/160

  2-2. 低刺激性の化粧品に切り替える

赤ニキビの場合は、ヒリヒリ・チクチクなど刺激感のあるものは使用を控えましょう。洗顔によって過剰に分泌された皮脂を取り除くことは、ニキビの予防や悪化を防ぐために最も大切なことです。

ただし、洗顔後、強くこすっていないにもかかわらず、皮膚が炎症を起こして赤みを帯びたり、かゆみ、ヒリヒリ感、つっぱり感がでるものは使用はしないこと。肌にやさしい低刺激性の化粧品が炎症状態の赤ニキビがある肌にはよいでしょう。 

  2-3. 油分の多いクリームやファンデーションは使用しない

油分の多く含まれた乳液・クリーム・リキッドおよびクリームファンデーションはできる限り避けましょう。油分を多く含む化粧品は毛穴を塞ぐ原因にもなりやすいので、油分の少ないパウダリーファンデーションや《ノンコメドジェニック》と表示のある化粧品の使用がおすすめです。
可能であれば、メイクをしている時間を短くし、肌の負担を軽減してあげるといいですね。

  2-4. 炎症を悪化させる紫外線を避ける

日焼け止めを使用しないで、紫外線に長時間当たってしまうと、紫外線が持っているエネルギーの影響をもろに受けてしまいます。その結果、肌の毛細血管が拡張して充血し、ニキビの赤みがますます目立つようになります。

また、紫外線によってつくられる活性酸素がより悪化させる原因にもなるため、紫外線対策は必須といえます。紫外線を防ぐには、オイルフリーの日焼け止めの使用がおすすめです。

3. それでも炎症が治まらないときは医療機関で治療する

ご紹介した4つの対策を1週間試して、まったく変化・改善がみられない、もしくは悪化している方はセルフケアでは治すのは難しい状態かもしれません。皮膚科などの専門医療機関で治療しましょう。皮膚科ではニキビ用の塗り薬や漢方、レーザー治療などの治療方法があり、肌状態やニキビの段階にあった方法で治療を進めることができます。

またストレスや生理周期によるホルモンバランスの乱れが原因として考えられる場合は、婦人科でピル処方してもらい、ニキビ治療する場合もあります。ニキビが治らない根本的な原因を考え、一度相談してみるのもいいでしょう。 

4. ニキビを防ぐ・繰り返させない生活習慣

ニキビの炎症が落ち着いてきたら、ニキビができにくい生活習慣を心がけましょう。

  4-1. 日常生活編

ストレスを溜め込まない 

過度なストレスは、ホルモンバランス、自律神経、免疫力すべてに影響をもたらすことで、肌荒れを引き起こす要因となるため、ニキビが治りにくくなります。ストレスはお肌にあらゆる悪影響をもたらすため、溜め込まないようにしましょう。

  ストレスによる肌への影響は?

  • 水分と油分のバランスの乱れ
    水分と油分のバランスが乱れ、皮脂が過剰に分泌されてしまうと毛穴が詰まってしまう原因にもなります。毛穴が詰まりやすくなると、ニキビができるきっかけになるため、繰り返しニキビができてしまうということにも繋がります。

  • バリア機能の低下
    バリア機能とは肌の水分を保持する機能で、乾燥から肌を守り、肌の内部に紫外線や、細菌・花粉・ホコリが入らないように守ってくれます。この機能が低下してしまうと、肌が乾燥し、少しの刺激でもヒリヒリ刺激を受けやすい肌状態になってしまいます。また水分を保持する力が弱くなると、その分皮脂が多く出て、これがニキビの要因につながります。
  • ターンオーバーの乱れ
    ターンオーバーは肌の新陳代謝とも呼ばれる「お肌の生まれ変わり」のサイクルです。肌荒れを起こしている場合や、炎症が起きている肌は、ダメージを早く回復しようとしてターンオーバーのサイクルは早まります。ターンオーバーが早まることで、肌の水分量を保つ皮脂や細胞に影響を与え、水分が減少し乾燥しやすい状態に。それにより乾燥から肌を守るために皮脂が分泌されるため、ニキビの要因にもなります。

質の高い睡眠をとる3つのポイント

睡眠不足はニキビを悪化させます。以前よく耳にした肌のゴールデンタイムという22時〜2時という時間帯もありますが、その時間帯を気にするよりも、睡眠についてからの3時間が特に重要です。
大切なのは自身で熟睡した感覚を得られているかいないかなので、熟睡できる環境をつくりましょう。

  • 就寝3時間前はカフェインを控えましょう
    緑茶・コーヒー・紅茶などに含まれている「カフェイン」は、脳を刺激し、覚醒させるため、良質な睡眠の妨げになります。就寝前のカフェインの摂取は控えましょう。
    就寝前に最適な飲み物としては、ノンカフェインの飲み物や・ホットミルク・リラックス効果のあるハーブティーなどがよいでしょう。
  • 就寝直前のスマートフォンの使用を避ける
    就寝直前まで、スマートフォンやケータイを使用していると、脳が活発に動いたまま眠りに入るため、深い睡眠を得られません。就寝直前のスマートフォンの使用は避けましょう。
  • 照明は消す
    眠りを促す大切なホルモン「メラトニン」。メラトニンは目に入る光の量が減ると分泌量が増え睡眠に向かわせる催眠作用があります。なので、照明は消して睡眠をとりましょう。完全に照明を消すのが難しい場合は、アイマスクを着用しての睡眠もおすすめです。

  4-2. 食生活編

 脂っこい食事や甘いものは控える

アルコールやファストフード、加工食品は、肌の生まれ変わりと深く関わるビタミンやミネラルを流出させてしまうものがあります。特に赤ら顔の原因である、赤ニキビは皮脂分泌を過剰にしてしまう食べ物に影響を受けやすいので、脂っこい食事や甘いものは控えることをおすすめします。常識的に時々食べるのであれば問題はないので、ニキビでお悩みの方は週1程度に抑えましょう。

■ニキビに要注意の食べ物

  •  バター
  • チョコレート
  • ケーキなどのスイーツ
  • ピーナッツ
  • コーヒー
  • アルコール
  • 揚げ物類
  • カレーなどの刺激物
  • インスタントラーメン
  • スナック菓子 
  • ビタミンB群を積極的にとる

 ビタミンB2B6が不足すると、ニキビができるきっかけにもなる皮脂分泌が増えます。ビタミンB群の不足をさけるため、バランスのとれた食事をしましょう。

■ビタミンB群を多く含む食べ物

  • ほうれん草やトマト・キャベツなどの緑黄色野菜
  • しいたけ
  • 納豆
  • 豚肉
  • 牛肉
  • 鶏肉
  • シジミ
  • レバー
  • カツオ・まぐろ・さばなどの魚類
  • 牛乳

便秘にならないように気をつける

 便秘になると、腸内に溜まった便が排出されず、血管などを通り全身にまわってしまうので、その結果ニキビや肌荒れなどの原因にもなります。規則正しい食事と食物繊維が便秘を防いでくれるので、毎日の食事はニキビ対策にとても重要ですね。朝食抜きなどは禁物です。胃に食べ物が入ると腸が刺激され、スムーズな排便につながります。
食物繊維の豊富な野菜や果物、昆布やひじきなどの海藻類、おから、豆類などをたっぷり食べましょう。 

5. まとめ

ニキビの炎症が原因で赤ら顔になってしまったら、まず赤ら顔の原因となっている赤ニキビの炎症を抑えましょう。
ご紹介しているニキビの炎症を抑える4つの対策でもお話ししているように、市販薬の使用目安は1週間前後となりますので、まずは1週間、4つの対策をお試しいただくことをおすすめいたします。