【医師監修】ステロイドの副作用が原因!酒さ様皮膚炎の症状・治療法

【監修】蘇原 しのぶ先生

しのぶ皮膚科 院長

発狂している女性の画像

長期的にステロイドを使用することで発症する酒さ様皮膚炎。アトピー性皮膚炎やニキビ治療などでステロイドを使用していたら気がついたら酒さ様皮膚炎になってしまっていたという方が多いと思います。 

酒さ様皮膚炎は原因が明確に副腎皮質ステロイド薬の使用とわかっています。

そのためステロイドの使用を断つことが最も早い改善方法です。

ですが、医師によっては脱ステロイドに対するリバウンドを心配し、ステロイドの量を少しづつ減らす減ステロイドを推奨する場合もあるようです。

医師のよって判断が異なる酒さ様皮膚炎の治療内容についてや治療と併用して行うセルフケアについてご紹介します。 

 

1. 酒さ様皮膚炎とは

酒さ様皮膚炎とは、酒さと呼ばれる30代から60代の人に多い、炎症性かつ進行性の慢性疾患によく似た症状の皮膚の病気です。

1-1. 酒さ様皮膚炎の原因は“ステロイド”

 「酒さ様皮膚炎」と似ている疾患の「酒さ」は根本的な発症原因はほとんど解明されていませんが、酒さ様皮膚炎の主な原因ははっきりと解明されています。

その原因が、副腎皮質ステロイド薬の副作用です。

酒さ様皮膚炎でお悩みの方の多くは、そもそも何らかの疾患を患っていて、それを治癒するために副腎皮質ステロイド薬を長期間にわたり使用した結果、副作用の影響で発症していることがほとんどです。

「酒さ様皮膚炎」と「酒さ」は症状が似ており、混同されやすい疾患ですが、明確に原因が異なるため、別の皮膚炎になります。

 

1-2. 酒さ様皮膚炎の症状

長期間にわたり副腎皮質ステロイド薬を使用した部位に、皮疹、毛細血管拡張、膿疱が現れます。

また顔に赤みやほてり、熱感をともないます。

よく見てみると細い糸状の血管が見え、症状が進行するとニキビのようなブツブツした膿疱があらわれます。かゆみは耐えられないほど強いというよりも軽度のことが多いです。

これらの症状から酒さ以外にもアトピー性皮膚炎とも症状が似ていると言われており、医師によっても診断結果が変わることもあるようです。

 

1-3. 酒さ様皮膚炎の検査と診断

酒さ様皮膚炎は、治療を始める前に他の病気ではないか検査をします。

検査方法は、皮膚を小さく切除し、その皮膚を調べます。その他副腎皮質ステロイドの塗り薬の使用歴、中止によって増悪することなどから診断されます。

酒さ様皮膚炎を治療していくには、信頼できる皮膚科専門医のもとで治療を受けることがもっとも重要です。

 

2. 酒さ様皮膚炎の治療方法のパターン

酒さ様皮膚炎は数ヶ月の治療期間が必要です。

主な治療方法として行われているのが、酒さ様皮膚炎の原因である副腎皮質ステロイド薬の使用の中止「脱ステロイド」です。

脱ステロイドをすることで、症状が一時的にかなり悪化します。症状がひどくなって社会生活に支障を来す場合は、入院が必要になることもあります。

入院治療をしなくとも仕事をされている方は、症状が落ち着くまでは休暇を取り自宅療養することをおすすめします。

酒さ様皮膚炎の治療方法は医師によってもさまざまで、完全にステロイドを断つ脱ステロイドが絶対!という医師もいれば、副作用を心配して少しづつステロイドを減らしていく減ステロイドを勧められる医師もいます。

この記事内では、治療方法のパターンとして主に用いられている脱ステロイド・減ステロイドについてと、それと並行して行われている治療をご紹介しております。

ですが、治療を進める際は自己判断はせず、必ず医師の指示を仰いで治療を進めていきましょう。

 

2-1. 脱ステロイド

治療内容

脱ステロイドは、ステロイド外用薬の使用の中止のことを言います。通称、脱ステと呼ばれています。

ステロイド使用を中止すると3日目くらいから症状が悪化し、顔が赤くなり、むくみやほてりがおきます。また肌が乾燥して、皮膚がほろほろはがれることがあり、ニキビのような丘疹もできます。

これら反発現象による症状の悪化のため、ステロイド外用を再開してしまう方もあります。 多くの場合は2週目にピークをむかえ、その後ゆっくり改善していき、6週間をすぎると症状はごく軽くなる場合が多いようです。

 

メリット

酒さ様皮膚炎はステロイドの長期使用が原因と判明しているので、最も改善に近い方法が脱ステロイドになります。

デメリット

長期間ステロイドを使用した後、使用を中止すると抑えていた炎症やかゆみが一時的に悪化する「リバウンド」が起きることがあります。

ステロイドの使用期間や強さ、使用量によって、リバウンドの程度なども変わります。

リバウンドによって炎症がひどくなったり、細菌感染が起こりやすくなってしまうリスクもあるので、脱ステロイドする際は、担当医師との相談の上、慎重に進めていく必要があります。

 

脱ステロイド中の肌状態や、治療内容について参考になるブログをまとめておりますので、参考にしてみてください。

酒さ・酒さ様皮膚炎ブログ11選|治療記録・改善法などリアルな日常

 

2-2. ステロイドを徐々に減らしていく減ステロイド

治療内容

医師によっては、いきなり脱ステすることでのリバウントを懸念し、ステロイドを徐々に減らしていく減ステロイドという方法をとる場合もあります。

いきなり脱ステすると、リバウンド症状に耐えられず、再びステロイド利用してしまう方もいるため、少しづつ減らしていく減ステロイドを行うようです。

 

メリット

リバウンド症状がいきなり脱ステするよりもひどくないということ。

デメリット

脱ステするまでに時間がかかるため、治療期間も長くなってしまう。

 

2-3. 抗菌薬などの内服薬

脱ステロイドもしくは減ステロイドをしている際は、細菌の増殖を抑えるためにミノマイシンやビブラマイシンなどのテトラサイクリン系抗菌薬など内服薬を治療に用いることが多いようです。

また、皮膚の表面がつっぱる場合は、外用薬として白色ワセリンなどが用いられます。

 

2-4. 漢方薬

治療内容

酒さ様皮膚炎で処方される漢方薬としては、酒さやニキビ治療にも使われるような漢方が一般的です。

ですが、漢方薬は体質や症状に応じて処方されますので、同じ酒さ様皮膚炎であっても処方薬が異なる場合があります。

【酒さ様皮膚炎の治療で処方される漢方薬】

十味敗毒湯

黄連解毒湯

加味逍遥散

桂枝茯苓丸

白虎加人参湯

 

メリット

漢方薬は体質改善を行いながら症状の緩和が期待できるため、酒さや酒さ様皮膚炎の治療とは相性が良いとも言われています。

デメリット

体質に合えば、原因の根本から改善していくこともできる漢方ですが、即効性はあまりなく、長期的な服用によって改善が見込めるので、継続使用して様子を見る必要があります。

 

3. セルフケアでもサポート

治療と並行して行うべきなのは、セルフケアです。日常的なスキンケアでかも症状改善が大きく左右されますので、こちらについても医師に相談し最善策を見つけましょう。

 

3-1. 日常的なスキンケア

脱ステロイドまたは、減ステロイド中のスキンケア方法も医師によって考え方が異なります。

それは、保湿について分かれる2つの考えで、“保湿”をするか保湿剤を一切使用しない“脱保湿”をするかです。

医師の考えによってどちらを選択するべきなのかが変わってきますが、それぞれの方法をご紹介します。

 

保湿剤で保湿する

ヒルドイド・ワセリンなど保湿剤を使用しての保湿。

酒さ様皮膚炎は炎症を伴う敏感な肌状態のため、肌のバリア機能が低下し、外的刺激も受けやすい状態です。

そのため、保湿自体を完全にやめてしまうと肌がさらに乾燥し、症状を悪化させてしまうこともあるので、保湿すべきと考える医師もいます。

ですが、使用するものが一般的な化粧品だと肌に刺激を与えてしまう成分も含有されていることもあるので、保湿する際はヒルドイドやワセリンを処方されることが多いです。

 

脱保湿をする

脱保湿が良いとされているのは、保湿することによって熱が身体にこもってしまい、肌の水分が蒸発してしまうような肌や、保湿剤の成分によって肌状態を悪化させてしまうことを避けるためです。

アトピー性皮膚炎なども同じく、保湿すべきか脱保湿すべきかどちらが有効的な治療と判断するのは医師に判断や肌の状態によりますので、治療内容についてもしっかり話し合い納得した上で、治療を進めていくようにしましょう。

 

3-2. 悪化させないための注意点

酒さ様皮膚炎は炎症を伴う疾患のため、顔への刺激を避けることが大切

・洗顔時は力を加えずとにかく優しく

・石けんなどの使用は医師に相談して指示を仰いで使用有無を判断しましょう

・シャワーを直接顔にかけない

 

赤みやほてりを増長させないように日常的に気をつけること

・血行が促されることで赤みが増すので、入浴時間はなるべく短時間に抑える

・ほてりを増長させてしまうので、暖房がよく効いた室内には長時間いない

・血管を拡張する作用のあるアルコール・カフェインや香辛料などの刺激物を控える

・紫外線によるダメージを与えないように日焼け止めの使用、帽子・日傘で対策する

 

脱ステロイド後の肌に使用するスキンケア選び

・敏感肌向けの低刺激処方のスキンケアを使用する

・赤みを抑える効果があるものを選ぶ

・肌のバリア機能をアップする効果があるものを選ぶ

 

【この3つのポイントを踏まえておすすめのスキンケア】

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4. まとめ

酒さ様皮膚炎を患っている方は、脱ステする際の不安やどのくらいの期間で改善されるのか治療期間についてなど気になられている方が多いと思います。

脱ステロイドは一時的な強いリバウンド症状が一番懸念されていますが、酒さ様皮膚炎の治療に脱ステは必要不可欠です。

信頼できる医師にしっかりと相談し、脱ステロイドをすすめていきましょう。

治療期間は、ステロイドを使用していた期間や症状、肌状態によっても変わってきますが、数ヶ月はかかることがほとんどのようです。

 

下記の記事では、実際に酒さ様皮膚炎にかかった方のブログをご紹介しています。

脱ステされた際の経過を写真付きで紹介していたり、治療内容や生活習慣など事細かに記載している方もいて、とても参考になります。

なかには数ヶ月の経過を経て、症状が大きく回復へ向かっている方もいらっしゃいますので、これから脱ステをされる方、もしくは脱ステ中でご不安な方は、ぜひ一度読んでみてください。

 酒さ・酒さ様皮膚炎ブログ11選|治療記録・改善法などリアルな日常

 

「酒さ」をあきらめかけていた方へ

医師でも診断が難しいとされる皮膚疾患の「酒さ」

原因や因果関係が解明されていないため、医師によって診断が異なることも多く、ステロイド系の塗り薬、レーザー治療、漢方薬などさまざまな治療法を試しても、改善が見られないという方も多いようです。

そもそも「酒さによる肌の赤み」は、毛細血管が拡がったままになっていることが原因です。

つまり、毛細血管が収縮できたら、「酒さによる肌の赤み」は収まるということ。

 

そして最近、フランスで「拡がった毛細血管を、収縮させる」画期的な成分が発見されました。なんとこの海洋性エキスによって最大で約半分にまで赤みが軽減したことが確認されています。

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【お客様の実感コメント】

お便りハガキの画像

二年ほど前、花粉症に伴う湿疹ができ、皮膚科に通いましたが、湿疹は治らずかえってステロイドの影響で「酒さ」の様な赤ら顔になってしまいました。
今年の二月から漢方医に見ていただき、脱ステロイドに踏み切ったところ、更に真っ赤に晴れ上がり熱もでるという状態に・・・。煎じ薬で少しずつ快方に向かったものの遅々たる歩みでどうしよう・・・と思っていた頃「白漢しろ彩」に出会いました。そろそろ2本目を使い終わりますが、日に日に状態は良くなっており、先週はロンドンへの旅行にも持参しました。本当に感謝しております。これほど効果を実感できた化粧水は初めてです。3本目が届くのを楽しみにしています。

 

でも肌に合うか心配という方、ご安心ください。もしもお肌に合わなかった場合は、30日以内に連絡すれば返金してもらえる、30日間返金保証付きです。

何を試しても改善されなかったとお困りの方、まずは1ヶ月お試ししてみてください。

 

【監修者】蘇原 しのぶ先生

医師。東海大学医学部卒業後、北里大学皮膚科、獨協大学皮膚科を経て、白斑専門の新宿皮フ科副院長。2016年にしのぶ皮膚科開業。 皮膚科・皮膚外科歴13年。 ヒアルロン酸、ボトックス治療に造詣が深い。 オールアバウト美と健康のガイドでもあり、執筆、テレビ、ラジオ、などのメディア活動も精力的にこなしている。 日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。